ABOUT
演劇ユニットFive carD主宰 野浪 慶 と申します。
弊社は、企業理念として「社会問題」を取り扱うことをあげさせて頂いております。
例えば、昔に比べて離婚率が上昇していること。
持っているだけで偏見を持たれる病気があるということ。
減らないばかりか年々質までも悪くなって行くいじめの問題。
いまだ解決されない全てにおいての差別。
日本における少年犯罪の罪の軽さや、性犯罪の罪の軽さ。
原発問題、冤罪の問題、拉致問題、平和ボケなどメジャーなものからマイナーなものまで、取り上げたい題材は数え切れないほどたくさんあります。
弊社Five carDの本公演と致しましては、この社会問題を必ず1つテーマとして取り上げ、「現実」というものを舞台でお伝えする集団です。
社会問題を取り上げたからと言って、敵を作る意見や、偏った意見を取り入れることはございません。
どのキャスト目線で観るかで見終わったお客様の意見が別れるような作品になっており、そこが人気の一つでもあります。
弊社の過去作品と致しましては、2017年6月にFive carD 舞台本公演第2弾『置かれたところで咲きなさい』を公演させて頂きました。
ここでは「平和」という題材を取り上げ、戦争に対して威勢のいい発言をする国のトップは戦争の現場には行かない。それは今も昔も同じで1945年の特別攻撃隊の実例を取り上げてお伝えしました。もちろん、それが正しいとか、正しくないという意見は入れず、これが現実です。
ただ、この特別攻撃隊員たちが過去にいたからこそ今の平和や、日本がある。1945年、第二次世界大戦で日本が失ったものは、映画で見るものよりも、想像よりもはるかに大きかったということを、戦争を全く知らない世代に忘れて欲しくない。という思いを込めて公演させて頂きました。
当時、弊社自体無名だったことに兼ねて、キャスト11人中6人が初舞台という環境の中で、500名を超える観客動員数と50名を超えるリピーター様の動員、50名を越えるキャンセル待ちという大変ありがたい状況が続きました。アンケートやSNSでも大変高評価を頂き、お客様がお客様を呼んできてくれるという大変ありがたい状況を作ることができました。
2018年2月に弊社がプロデュースしたW jokeR 旗揚げ公演「咲く場所を選べたなら」では600名を超える観客動員、100名程のリピーター動員を実現することができました。
はっきりお伝えします。
Five carDもW jokeRも弊社の持つユニットですが、作品も、作風も、作り方も、テーマも、テーマの取り扱い方も、テーマへの向き合い方も、キャスト選びも全く別物です。
元々、社会問題をお堅く取り上げているFive carDに対して、Five carDではできないことができる親しみやすいユニットを作ろう!ということで結成したのがW jokeRでした。
弊社はFive carD、W jokeR共に運営を続け、共にいい作品を生み続けます。
全く別物ではありますが、別の方面で、心の違う部分に残る素敵なオリジナル作品を作り続けます。
演技はナマモノです。映画館では絶対に味わえない臨場感を新鮮な形でお届けします。
ぜひ一度劇場までお越し頂ければ幸いです。
演劇ユニット Five carD 主宰 野浪 慶